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 東日本大震災で救助や捜索にあたり、その後も飛び続けていた第二管区海上保安本部・仙台航空基地(宮城県岩沼市)の最後のヘリ2機が22日、役目を終えて引退した。基地は壊滅的被害を受けたが、地震時に飛行中だったり、すぐ飛び立ったりしたため、津波を逃れた小型の訓練機だ。当時の機長が取材に応じた。

 仙台空港にある仙台航空基地では、ヘリや固定翼機5機が津波で流失。残ったヘリ3機が救助活動に従事した。1機はすでに引退。1996年就役のベル式206B型のSH176機、SH177機(ともに定員5人、愛称おおるり)が、この春解役となり、新しいヘリと交代する。

 8年前の3月11日。

 高橋潤機長(45)ら3人が乗り組んだSH176は、訓練飛行を終え、宮城県角田市の上空から戻る途中だった。無線で大地震発生を知らされる。「沿岸部を調査せよ」との指示。初めは塩釜をめざしたが、悪天候のため南へ転じた。

 ラジオは大津波警報を伝えてい…

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