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 イラク北部モスルのチグリス川で21日、船が転覆し、少なくとも94人が死亡した。地元メディアなどが伝えた。定員を上回る人が乗っていたことが原因とみられる。

 ロイター通信は地元当局者の話として、約50人の定員に対して数倍の人が乗っていたとの見方を伝えた。AFP通信によると、船は地元で伝統的な暦の新年を祝う「ノウルーズ」と呼ばれる祝日で、観光地に向かっていたという。犠牲者のうち19人が子どもで、61人が女性だった。同地域では大雨が続き、チグリス川上流のダムで放水が行われ、地元当局が注意を呼びかけていたという。アブドルマハディ首相は3日間の喪に服すとした。

 モスルは過激派組織「イスラム国」(IS)が占拠し、最重要拠点としていたイラク第2の都市。2017年7月にイラク軍などによって解放され、復興の途上にある。(ドバイ=高野裕介)