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 地域の高齢者が集まって茶話会やレクリエーションを行う「松江市なごやか寄り合い事業」が始まってからまもなく20年目に入る。参加団体は増え続けている。19日には、松江市和多見町で「和多見会館なごやか寄り合い」が開かれた。

 売布神社そばの和多見会館にこの日集まったのは、和多見地域のお年寄り約20人。多くが女性だ。輪投げやカルタをした後、おにぎりや手製の豚汁を食べながら、会話に花を咲かせた。輪投げでは、「欲張るでないわね」「相変わらずすごいね」とお互いに言い合い笑いがつきなかった。

 運営にあたる古浦紀枝さん(72)によると、和多見では年に10回、なごやか寄り合いを開いていて、70~90歳代の約25人が参加するという。「なかなか家では体を動かすゲームはできない。今日は笑いもあり、みなさんに楽しんでもらえてよかった」

 事業を2000年度から実施する松江市健康政策課によると、高齢者が外にでる機会を作ることで、寝たきりや認知症の一因ともなる閉じこもりを防ぐことを目的に始めたという。00年度の30団体、のべ参加者数542人から17年度には421団体8956人にまで増えた。

 市は地域ごとの団体の立ち上げを支援している。同課の担当者は「地域でこういった活動をしていただけているのは大事。高齢者が外に出て人に会う機会をどんどん作っていきたい」と話している。(内田快)