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 現役引退を表明した大リーグ・マリナーズのイチロー外野手(45)=本名鈴木一朗=に対し、イチロー選手が高校時代まで過ごした愛知県の大村秀章知事は22日、本人の意向を確認した上で、県民栄誉賞を贈ることを検討する考えを示した。

 イチロー選手は同県豊山町出身。1996年から「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」を地元で開催している。大村知事は「愛知から世界に羽ばたいて活躍をして頂き、県民として本当にうれしい限り。不世出の大選手ではないか」と述べ、「ご本人が受けとって頂けるのであれば」とした上で、県民栄誉賞を贈ることを検討していくとした。

 イチロー選手がオリックス時代の1994年、シーズン210安打の日本記録(当時)を達成し、愛知県は特別表彰した。2001年にアメリカンリーグの首位打者と盗塁王の2冠を獲得した際、政府は国民栄誉賞を贈ることを検討したが、イチロー選手は「まだ若い」と辞退。04年に米大リーグの年間最多安打記録を塗り替え、3年ぶりの首位打者を獲得した際にも国民栄誉賞の打診に対し、「プレーを続けている間はもらう立場ではないと思う」と辞退した。愛知県が01年に県民栄誉賞を打診した際にも辞退の意向が伝えられ、県は断念した。