拡大する写真・図版 満開の時の糸桜。吸い寄せられるように人が集まる=3月27日、京都市上京区、佐藤慈子撮影

[PR]

桜ものがたり2019

 御所の周りに緑をたたえる京都御苑(京都市上京区)。ソメイヨシノは1本もなく、約65ヘクタールにざっと千本、約30種類の桜がある。その中で一番最初、3月に咲くのが、近衛邸跡の「糸桜」(シダレザクラ)だ。

 公園を管理する中西甚五郎さん(58)は、この桜を35年間見続ける。1日1回は自転車で御苑を回り、医者のような目線で淡々と「往診」を続ける。

 もともと自然が好きで、この仕事についた。当時、御苑は「御所がある場所だから」と積極的には広報をせずに、地元の人が静かに楽しむ空間だった。

 時代は昭和から平成へ変わり、いつしか大型観光バスが運んでくる大勢の観光客が、糸桜を取り囲むようになっていた。

 そんな折、桜守の佐野藤右衛門…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら