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 山口百恵さん、宮沢りえさん、ジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさん……。時代を象徴する人や現象を「激写」してきた写真家といえば、篠山紀信さん(78)です。生み出した名作写真とともに、自らの歩み、昭和から平成への時代の動き、そして「写真とは何か」について語ります。

面白い「今」パパッと撮っちゃう

 私は過去を振り返るタイプの人間じゃないし、振り返りたくもない。写真家は「今」なんですよ。「今」がとっても大切。そして時代を撮ってゆく。その時代の中で面白いなっていうヒト、コト、モノのそばに行って、一番いいところをパパッと撮っちゃう。それがいい写真。「時代の関数」と言ってくれた人もいました。ただ、写真を見ながらなら、その時の空気の感じなんかも思い出せるんです。

 《まずは10年前に、講談社からの依頼で東京ディズニーリゾートで撮った写真から》

 これを見ると篠山紀信ってヘンな人だな、と思う。現代写真村にいるヘンな人。珍種。写真家はたいてい、女性とか風景とか専門があるけれど、あたしはバラバラ。年を取っても深みってものがない。いくつになってもミッキーたちとも仲良くなれる。これは篠山紀信じゃなくてシノラマンというキャラクターが彼らと遊んでいるところなんです。だから人間には見えない世界が撮れたんです。

 そういうヘンな写真家が50年以上撮ってきた。よく続きますね、って言われるけど、そりゃできますよ。時代が生んだ面白いものを撮っているだけで、向こうが変わるんだから。そして篠山に撮らせようと思う編集者がいてくれた。

 《決定的な時代の変わり目、終戦は4歳半で迎えた》

 疎開先の秩父から東京に戻って…

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