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 英国の欧州連合(EU)からの離脱をめぐり、ロンドン中心部で23日、2度目の国民投票を求める大規模デモがあった。主催者団体は100万人が参加したと発表。多くは離脱に反対する人たちで、EUの旗を振ったり、「人々の声を聞け」と書かれた看板を掲げたりして、大通りを埋め尽くした。

 デモに参加した大学生のエミリア・エモレスさん(18)は、前回の2016年は選挙権年齢の18歳に届かず、投票できなかった。「自分たちの将来に影響することなのに、意見を言う機会がないのはフェアじゃない」。銀細工師のタマラ・リソギルさん(45)は「前回は、『EUを出れば多額の予算を国民保健サービスに回せる』などのウソを信じて投票した人が多かった。真実を知ったうえで人々の意思を示す機会が必要だ」と話した。

 英国のEU離脱は、当初の予定の3月29日から、少なくとも4月12日まで延期されることになったが、離脱の条件について英議会の意見がまとまらず、先行きの見えない状態が続いている。(ロンドン=下司佳代子)