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 大リーグ・マリナーズでプレーする菊池雄星投手(27)の米国初登板が、29日(日本時間30日)に本拠「Tモバイル・パーク」で行われるレッドソックス戦となることが決まった。23日、サービス監督が明らかにした。現役を引退したイチローからの言葉を胸に、昨年のワールドシリーズを制した打線に挑む。

 菊池はこの日、命名権の満了に伴い、セーフコ・フィールドから名称が変わったTモバイル・パークで練習。キャッチボールや投内連係などを行った。入団会見で訪れて以来という本拠スタジアムに「きれいな球場だなと。聞いていたよりも天気がいいし、寒くないので、野球をやりやすい環境」と語った。

 そのマウンドで初めて相対するのが、レッドソックス打線だ。昨季のチーム打率2割6分8厘、876得点は全30球団の中でトップ。両リーグ最高の打率3割4分6厘をマークし、ア・リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれたベッツ、同2位の3割3分だったマルティネスら、大リーグを代表する打者が並ぶ。

 超強力打線と対戦する前に大リーグ初登板を果たしたことは、菊池にとってプラスに働きそうだ。21日に東京ドームで先発した一戦。五回途中2失点で、勝ち星はつかなかったものの「自分の投球がある程度できたのは、自信にしていいと思います」と振り返った。さらにその試合で引退したイチローから「1年目から結果を出して、実力を示すのが大事」と言われ、肝に銘じているという。

 「本拠での1試合目から、地元のみなさんに認めてもらえるような投球をしたい」と菊池。それを表現するには、格好の相手である。(シアトル=井上翔太)