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 人口約200万人の道都・札幌市のかじ取り役を決める市長選が24日、スタートした。再選をめざす秋元克広氏(63)と弁護士の渡辺達生氏(54)の現新2陣営が2週間、現市政の継続か刷新かを争う。20年ぶりの与野党相乗り候補に、オール与党化を批判する新顔が挑む構図だ。投開票日は知事選と同じ4月7日。

 秋元氏は立憲、国民、新党大地が推薦し、社民が支持、前回対立候補を出した自民、公明の地元組織が支援する与野党相乗り。渡辺氏は共産などの支援を受け、秋元市政を「安倍政権寄り」と批判。大型公共事業を見直し、福祉にお金をまわすよう求めている。

 この日午前、前夜からの積雪で真っ白になった市中心部で、両陣営は第一声を上げた。気温が零下に下がるなか、集まった支持者らに向けて声を張り上げた。

 秋元氏は札幌市時計台前で第一声をあげ、1期目の実績を強調した。岩田圭剛・北海道商工会議所連合会会頭(岩田地崎建設社長)ら、前回市長選で対立候補を応援した人々も姿をみせた。応援演説に立った後援会幹部は「油断は大敵だ」と何度もくり返し、投票に行くよう呼びかけた。

 渡辺氏はJR札幌駅前で第一声をあげ、「命、暮らしが一番の市政に変える」と訴えた。知事選の野党統一候補・石川知裕氏を全面応援することを表明。JR北海道の鉄路存続などに連携して取り組んでいくとした。市民団体も応援のマイクを握り、泊原発の廃炉や改憲反対を訴えた。(斎藤徹、長崎潤一郎)

有権者167万4733人

 札幌市選挙管理委員会がまとめた23日現在の有権者数は167万4733人で、4年前より5万4789人増えた。男性が77万818人、女性は90万3915人。