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 宮崎県内の企業が宮崎大学付属病院と連携して、災害用の「ポータブル吸引装置」を開発した。停電や設備が壊れた場合にも、命に関わる血液やたんの吸引をすることができる。医療関係者は画期的な装置と話している。

 開発したのは、真空ポンプや医療機器などを手がける同県西都市の企業「アルバック機工」(堀越誠司社長)。2017年に社員が出席した学会で、現場の医師から「災害時にも使える吸引装置がほしい」という声を聞いたのがきっかけだった。

 多くの病院には、吸引機器をつなぐための吸引口が手術室や患者の部屋の壁に設置されていて「壁(かべ)吸引」と呼ばれている。自分の力でたんを出せない人のための人工吸引や、外科手術での血液吸引などに不可欠な設備だ。東日本大震災では、停電で病院内の壁吸引が使えなくなったことで患者が肺炎を起こして命を落としたこともあったという。

 これまでにもたん、鼻水吸引を…

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