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 認知症対応のグループホームと小規模保育所が隣り合う施設が岩手県北上市村崎野に完成し、25日、開所式があった。高齢者と子どもがふれあう「共生型」の施設で市も設立を支援。認知症の進行予防などの効果に期待している。

 国道4号沿いにできたのはグループホーム「おおきな木」(定員18人)と、認可保育所「ちいさな木」(定員12人)。県内の介護施設や特養ホームで介護福祉士やケアマネジャーとして勤務してきた黒沢豊さん(41)が代表を務める株式会社connect(コネクト)が開設した。

 黒沢さんは「医療中心ではなく、地域に開かれた施設を造りたい」と20代から構想してきたという。創業を支援する2017年度の北上市起業家チャレンジ支援事業「ビジネスプランコンテスト」で優秀賞に輝き、起業準備支援金100万円を受けたほか、総事業費2億円のうち約7300万円を市が補助した。

 グループホームと3歳未満が入所する保育所とは通路で直結。グループホーム内には「多目的地域交流サロン」があり、地域住民とも交流できる。黒沢さんは「優しく支え合う大家族のような環境を育てていきたい」と話している。問い合わせはコネクト(0197・62・3316)へ。(溝口太郎)