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 大阪城(大阪市中央区)でいずれも国の重要文化財の千貫櫓(せんがんやぐら)と多聞(たもん)櫓、焰硝(えんしょう)蔵が、11月24日までの土日祝日に特別公開されている。今月14日までは「春の連日公開」として、平日も休まず公開している。

 千貫櫓は大坂夏の陣が終わって間もない元和6(1620)年に建てられ、現存の大阪城の建造物では乾櫓と並んで最も古い。織田信長軍が石山本願寺を攻めたとき、同じ位置にあった櫓からの横矢に悩まされ、「銭千貫文出しても取りたい櫓だ」と言わせたことから千貫櫓と呼ばれるようになり、後世の櫓に同じ名が引き継がれたという。

 多聞櫓は寛永5(1628)年に建てられ、落雷で焼失したが江戸後期の嘉永元(1848)年に再建された。二の丸への出入り口となる大門を組み込んだ構造になっている。焰硝蔵は貞享(じょうきょう)2(1685)年に築かれた鉄砲や大砲の火薬を保管した特殊な蔵。厚さ約2・4メートルの壁をはじめ、床、天井、梁(はり)がすべて花崗岩(かこうがん)でできている。

 公開時間は午前10時~午後4時半(発券は午後3時半まで)。櫓共通券は高校生以上700円(天守閣とのセット券1200円)、小中学生300円。7月20日~8月31日には夏休み連日公開(月曜休み)。問い合わせは、大阪城パークセンター(06・6755・4146)。(永井啓吾)