【動画】31歳になったマレーグマのツヨシ。その老後の暮らしぶりを飼育員が解説している=三沢敦撮影
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 悩むように頭を抱えるポーズでブレークした徳山動物園(山口県周南市)のマレーグマ「ツヨシ」は今、31歳。人間でいうと90歳近いおじいさんだ。足腰も弱り、食べ物も細かく砕かないと食べられない。飼育員は「無理せず、のんびり暮らして長生きを」と願う。

 「年を取るにつれて足腰が弱まり、動きも遅い。かむ力も乏しく、歯も少しずつ減っている。人間と同じですね」

 21日、開園59周年を記念した特別ガイドで、担当飼育員の山崎真(まこと)さんがツヨシの老後を解説した。

 「悩むクマ」としてブレークしたのは2005年。前妻レーコに見つめられると餌を落とし、前脚で頭を抱えている間に食べられてしまう。夫婦漫才のような姿が人気を呼び、来場者が急増した。レーコの死後は18歳年下のマーヤと再婚。連れ添って12年になる。

 マーヤは人間でいうと30代。獣舎を活発に動き回って来園者を喜ばせるマーヤとは対照的に、国内最高齢のツヨシはほとんど動かず、大好きな岩の上でのんびりと1日を過ごす。

 熱帯の森に暮らす野生のマレーグマは木登りが得意だ。果物などの食べ物を求めて高さ20~30メートルの木を難なく登る。飼育下でもこうした運動は健康のために必要で、若いマーヤにはエサを高くつるしてオリを登らせるなど、しっかりと体を動かしてもらう。

 「でもツヨシはもう何も無理はしなくていい」と山崎さんは話す。冬場は床暖房を備えた寝室の扉を日中も開放し、自由に行き来させている。寝室から姿を見せない日も少なくないが、獣舎前に「高齢なので」と手書きした看板を立て、来園者に理解を求めている。

 エサもしかりだ。マーヤに与え…

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