[PR]

 熊本県北部の県立高校に通っていた3年生の女子生徒(当時17)が昨年5月、いじめをうかがわせる遺書を残して自殺した問題で、いじめの有無などを調べていた県教育委員会の付属機関が26日、最終報告書をまとめ、宮尾千加子・県教育長に答申した。5件のいじめがあったと認定し、いじめが「自死に影響を与えた」と因果関係も認めた。

 「娘が生きていたこと、いじめで追い詰められて亡くなったことを、知ってほしい」。17歳で命を絶った女子生徒の遺族は、最終報告がまとまったのを機に、名前と写真を公開した。

 名前は知華(ともか)さん。美しい花のような心を持ってほしい、幸せになってほしいとの願いを込めた。写真は、高校3年の時の修学旅行で友達と撮った一枚を選んだ。

 学校がつくった今年の卒業アルバムに、知華さんの写真がなかったことが公開のきっかけだった。個人写真だけでなく、部活や行事の写真にも知華さんはいなかった。「このままでは知華の存在も、いじめの事実もなかったことにされてしまう」。そう感じた。

 知華さんは小さなころから誰にでも優しく、人なつっこい子だった。ただ、自己主張は苦手。友達に怒ったりけんかしたりはしなかった。高校では書道に打ち込み、手足が墨で汚れたまま帰宅することもあった。中学生の時にけがをし、リハビリで理学療法士にお世話になった経験から、自身も将来は医療に関わる仕事に就きたいと考えていた。

 なぜ自殺したのか。両親は、知華さんのスマートフォンに残るSNSの利用データをたどった。親しくしていた他校の生徒から話を聞き、校内の人間関係に悩んでいたことを知った。

 暴言の発端は、前日に同級生が…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら