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 航空機内装品製造のジャムコ(東京都立川市)は26日、同社や子会社で行った旅客機用シートの部品などの検査で計4608件の不正が見つかったと発表した。ほかの工程できちんと検査していることから、安全性に問題はないとしている。

 ジャムコは航空法に基づいて業務規定を定め、装備品の製造や検査について国土交通省から認可を受けている。同社によると、本社工場で納入した厨房(ちゅうぼう)施設などの部品について、必要な検査をしていなかった業務規定違反が195件見つかったという。

 また、子会社の「宮崎ジャムコ」(宮崎市)で、取引先からの納入部品を無資格者が検査するなどの社内規定違反の疑いも4413件発覚。遅くとも2015年4月には違反が始まり、有資格者計23人の印鑑を使い回していた。

 昨年10月に国交省から指摘があり、社内調査で不正が発覚した。国交省は1~3月、同法にもとづき2社に立ち入り検査を実施。ジャムコは15日に外部の弁護士らからなる調査委員会を設置し、ほかに不正がなかったかを調べている。(贄川俊