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 製薬企業ノバルティスファーマは26日、血液がんの新治療として期待されている「CAR(カー)―T細胞療法」で使う製剤「キムリア」の製造販売承認を取得したと発表した。今春にも公的医療保険が適用される見通し。重篤な副作用に対応できる施設で使うことが承認の条件で、同社は今後、医療機関へのトレーニングを進めていくという。

 キムリアが使われる血液がんは、B細胞という血液細胞ががん化した白血病とリンパ腫。このうち、再発または難治の患者が対象となり、年250人弱と見込まれる。臨床試験(治験)では高い効果が確認されたが、この治療法特有の重い副作用も起きやすい。

 この日は、国内初となる遺伝子治療の製品も条件つきで承認された。血管新生を促す遺伝子を使ったアンジェス(大阪府茨木市)の「コラテジェン」で、5年間の期限つきの承認。有効性や安全性が今後確認されれば、正式に承認される。