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 国際オリンピック委員会(IOC)は26日、スイス・ローザンヌで理事会を開き、日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)から提出された委員辞任の申し出を受理した。記者会見したアダムズ広報部長は「(竹田氏の)決断に最大級の敬意を払いつつ、いま一度、推定無罪を力説しておきたい」と話した。

 2012年にIOC委員に就任した竹田氏は20年東京五輪招致に絡む不正疑惑でフランス司法当局の捜査対象になっており、IOC倫理委員会の事情聴取を受けていた。今月19日、6月の任期満了をもってJOC会長からの退任を表明し、IOC委員も退くことを明かしていた。アダムズ氏は竹田氏の辞任理由については「手紙を見ていないのでわからない」とし、「フランス司法当局の手続きは続くが、辞任により、もはやIOC倫理委員会の管轄ではない」と説明した。

 IOCマーケティング委員長の要職にもあった竹田氏の辞任により、日本出身のIOC委員は国際体操連盟会長の渡辺守成氏だけになった。(ローザンヌ=稲垣康介)