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 日本相撲協会は27日午前、大相撲夏場所(5月12日初日)の番付編成会議と臨時理事会を大阪市のエディオンアリーナ大阪で開き、関脇貴景勝(22)=本名・佐藤貴信、兵庫県芦屋市出身、千賀ノ浦部屋=の大関昇進を満場一致で決めた。

 新大関の誕生は、昨年夏場所後の栃ノ心以来。初土俵から大関までにかけた28場所は、年6場所となった1958年以降デビューの力士(幕下付け出しを除く)では史上6位のスピード昇進。

 大阪市内のホテルで開かれた昇進伝達式で、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)らとともに、協会の使者出羽海親方(元幕内小城乃花)に大関に推挙されたことを伝えられると、貴景勝は「大関の名に恥じぬよう、武士道精神を重んじ、感謝の気持ちと思いやりを忘れず、相撲道に精進してまいります」と口上を述べた。

 貴景勝は幕内最年少。24日までエディオンアリーナ大阪で開かれた春場所で10勝を挙げ、直近3場所の勝ち星を34勝とし、大関昇進の目安とされる33勝を上回った。

両親も晴れ姿見守る

 大相撲の貴景勝(22)の大関昇進伝達式が27日、大阪市内のホテルであり、両親も一人息子の晴れ姿を見守った。父の佐藤一哉さん(57)は「(貴景勝は)ずっと向上心を持ってやってきた。トンビがタカを生むということわざをひしひしと感じている」。母純子さん(52)は「かっこよかったですね。私の子どもが大関になるとは夢にも思わなかった。今でも信じられない。夢の中の映像を見ているようです」と笑顔で話した。