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 日本では、夫婦が同じ姓を名乗るように法律で義務づけられています。でも、世界を見渡すとこのルール、かなり珍しいのをご存じでしたか?

「夫婦同姓」は合憲

 今月25日、東京都の男性ら4人が「夫婦別姓を選べないのは違憲だ」として、国に慰謝料を求めた訴訟で、東京地裁が訴えを棄却する判決を出しました。

 判断の根拠になったのは2015年12月、「夫婦同姓」を定めた民法の規定について、最高裁大法廷が「合憲」とした判決です。「夫婦同姓」が「社会に定着しており、家族の姓を一つに定めることには合理性がある」というのが理由でした。

 一方、政府は最高裁判決に先立つ15年9月、ある答弁書を閣議決定していました。結婚すると、夫婦が同姓を名乗るよう法律で義務づけている国があるかどうかという問いに対し、「現在把握している限りでは、我が国のほかには承知していない」というものです。

 では、世界の夫婦はどのように姓を選んでいるのでしょうか。世界の結婚制度に詳しい大阪大学の床谷文雄教授(家族法)に聞きました。

かつては欧米も「夫の姓」

 床谷教授によると、いま世界で最も主流なのは「同姓でも別姓でも選べる」という国です。

 ただ、これは最近の考え方。欧米でも以前は、結婚したら、夫の姓に変える同姓が一般的だったそうです。ドイツやオーストリアでは以前、夫の姓に変えることが法律で決まっていました。そうした法律はなかった英国や米国でも、慣習により夫婦は夫の姓を名乗ることが一般的でした。

 例えば、クリントン元米大統領…

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