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 企業のメールアドレスを乗っ取ってうその振り込みを指示して約1億1千万円を詐取したとして、警視庁は東京都足立区の会社役員栗田良武(53)と、大阪市城東区の会社役員川瀬公男(58)の両容疑者を詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで逮捕し、28日発表した。

 この手口は「ビジネスメール詐欺」と呼ばれ、世界各国で被害が出ている。警視庁は昨年からの捜査で、日本の金融機関を舞台にした一連の事件でナイジェリア人の男2人を逮捕。背後に同国の国際的犯罪組織があるとみて調べている。

 組織犯罪対策総務課によると、栗田容疑者らの逮捕容疑は、何者かと共謀して2016年9月、西インド諸島にあるセントクリストファー・ネビスの会社代表のメールアドレスを乗っ取り、約1億1千万円を振り込むよう指示する内容のメールを、同社の口座があるスイスの銀行あてに送付。栗田容疑者の会社名義の東京都足立区の信用金庫の口座に振り込ませて引き出し、隠したというもの。容疑を認めているという。

背後にマフィアか

 日本の金融機関が舞台とされた「ビジネスメール詐欺」。警視庁が摘発した事件の背後にナイジェリアの国際的犯罪組織「ブラックアックス」が浮上し、同庁は米連邦捜査局(FBI)と連携して捜査している。

 日本の口座が使われた事件について、警視庁は昨年から捜査を開始。今回逮捕した日本人とは別に、昨年秋、大阪市に住むナイジェリア人のジェームス・ダニエル・オニエカ容疑者(46)とオラディポ・フォロンショ・エマニュエル容疑者(51)の2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの疑いで逮捕した。

 タイや米国の企業の関連のメールアドレスを乗っ取り、取引代金を仙台市の地方銀行の口座に振り込むよう指示するメールを送付し、現金を詐取した疑いが持たれている。

 捜査関係者によると、この口座…

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