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 愛知県は28日、田原市の養豚農場の豚から新たに家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が確認されたと発表した。この農場が飼育する1600頭余りの豚を殺処分する。27日にも瀬戸市の養豚農場で豚コレラの感染が確認されたばかりで、愛知県内での感染は20農場目。

 県によると、27日朝に農場から「豚に食欲不振や発熱の症状が見られる」と連絡があった。この農場は、計四つの農場が集まる「養豚団地」にあり、団地全体で約7600頭を飼育。共同で使用している施設もあるという。このため、県はほかの3農場についても検査する方針。

 今回の農場から約1キロ離れた別の養豚団地では2月に豚コレラが確認され、団地内の14農場などで計約1万7千頭を処分。これらの防疫措置が完了してから28日が経ったことを受け、県は今月25日に、今回の農場を含む周辺の移動制限を解除したばかりだった。

 この制限解除を前に、今回の農場でも今月15日に一部の豚の検査をしたが、陰性だったという。県の担当者は「制限をかけ、検査も終わっていたのに、どうしてこういう結果が出たのか検証すべきだと思う」と話した。田原市は養豚が盛んで、県によると、今回の農場から半径10キロ圏で8万2千頭が飼育されている。