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 長崎市の平和祈念像の修復作業が28日に終わった。像を塗り直したあと、台座の修復などを行っていた。足場やフェンスもすべて撤去され、「元通り」の姿が見られるようになった。

 修復は約20年ぶり。担当した竹中銅器(富山県高岡市)の棚田望さん(46)は作業中、像の近くに来てじーっと見ていく人の姿を多く目にし、「平和祈念像は人々から愛されている像と感じた」と話す。「みんな祈念像に関心があって好きだから素通りしないで見ていくのだと思う。そういうものを預かり、20年前の色に戻し、無事に返すことができてホッとしています」

 平和祈念像は、原爆の犠牲者の鎮魂と核兵器廃絶に向けたシンボルとして、原爆投下から10年後の1955年8月に完成。南島原市出身の彫刻家、北村西望氏(1884~1987)が手がけた。長崎市が1月末から修復を行っていた。(田中瞳子)