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 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が虐待を受けた後に死亡したとされる事件で、市と市教育委員会は28日、心愛さんをめぐる対応に著しく問題があったとして、市教委学校教育部の次長兼指導課長(58)ら計12人を懲戒処分にし、発表した。

 同課長の処分は、心愛さんが「父親からの暴力」を訴えたアンケートのコピーを父親の勇一郎被告(41)=傷害致死と傷害の罪で起訴=に渡したことに伴うもの。地方公務員法と市個人情報保護条例に違反するとして停職6カ月とし、主幹に降格させた。

 また市教委学校教育部長(57)や市児童家庭部長(57)ら11人については、県柏児童相談所を含めた関係機関と連携をとらず、アンケートを渡したことを知りながら、その後も対応をとらなかったとして、6人を減給10分の1(3カ月)とし、5人を戒告とした。

 鈴木有市長は「幼い子どもの命が失われたこと、また社会的影響の大きさに鑑み、厳正な処分を行った」と話した。事件を受け、市長と副市長、教育長の給与を4月から3カ月間、半減することが決まっている。(上嶋紀雄)