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患者を生きる・食べる「再びおはぎを」(5:情報編)

 高齢になると、体力が落ちて口から食事をとることが難しくなる。それでも、最期の時まで食べ続けたいと願う人が増え、支援の取り組みも広がりつつある。

 脳卒中や、何らかの原因で細菌が誤って肺に入ってしまい起こる「誤嚥(ごえん)性肺炎」は、口から食べるのをあきらめるきっかけになりやすい。そうしたはっきりした病気がなくても、食べる力は加齢とともに少しずつ衰えていく。

 言語聴覚士で高齢者らの食の支援に携わる、牧野日和・愛知学院大准教授(51)によると、食事中にむせる▽のどをつまらせる▽口から食べものをこぼす、といったことが増えてきたら、食べる能力が落ちてきている可能性があるという。「こんな場合は身近な医療や福祉関係のスタッフに相談してほしい」と話す。

 食べることには「口やのどの機能」だけでなく、「全身の姿勢と運動機能」、「食べたい気持ちや食べる自信」も大きくかかわる。医師や看護師、言語聴覚士や理学療法士ら、いろいろな専門家が連携して、その人に応じて食べる力を維持、回復できるようにトータルで支えていく。

 食べることの意味は、栄養をと…

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