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 新年度がスタートした1日、神戸市では認知症の人が起こした事故への市独自の救済制度が始まった。市は新たに総合電話相談窓口を開設し、看護師が制度に関する質問や認知症に関する悩みを受け付ける。

 窓口は「こうべオレンジダイヤル」(078・262・1717)。受付時間は、土日祝日や年末年始を除く、平日午前9時~午後5時。相談内容によっては、認知症の人やその家族らの初期支援を担う専門チームや、病院など専門機関に橋渡しをする。

 救済制度は、認知症の人の保険料を市が負担して保険に加入してもらい、事故で賠償を求められた際に保険会社から最大2億円が支払われるというもの。賠償責任の有無にかかわらず、被害者には公費から最大3千万円が支払われる。

 市は今年1月、制度開始に先立って65歳以上の市民を対象に無料の認知症診断の受け付けを開始。年間6千件程度の申し込みを見込んでいたが、3月19日の時点で6039件あったという。(野平悠一)