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 東京都杉並区の自宅アパートで保育士の照井津久美(つぐみ)さん(32)が殺害された事件で、照井さんは事件前日の日中から職場に出勤していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は、犯人が照井さんの不在時を狙ってアパートの屋根を通ってベランダから部屋に侵入した可能性があるとみている。現場は人目につきやすい住宅密集地で、侵入時間の絞り込みを進めている。

 捜査関係者によると、照井さんは杉並区内にある自宅近くの乳児院に勤めていた。事件前日の25日は昼以降から仕事につき、夜勤をしていた。帰宅途中の26日午前11時15分ごろ、カレー店で食事をしており、25日の出勤からこの間まで、自宅を不在にしていたことが確認されている。

 事件は26日正午ごろの110番通報で発覚した。ベランダ側の窓ガラスの鍵(クレセント錠)付近が熱と工具で破られたような痕があり、室内とアパートの屋根、外階段とベランダ周辺には特徴がよく似た土足の跡が残っていた。警視庁は、照井さんが不在の間に屋根から侵入した犯人と鉢合わせとなり、帰宅直後の照井さんが襲われたとみている。照井さんはコートを着たままだった。

 現場アパート敷地の東側は一方通行の道路に面している。道路反対側には住宅が立ち並び、ベランダがある南側は3階建ての集合住宅、外階段がある北側と西側には一軒家が隣接している。昼間は人目に付きやすい場所のため、警視庁は、犯人が外が暗い時間帯に侵入した可能性も含めて詳しく調べている。