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【まとめて読む】患者を生きる・食べる「ドライマウス」

 クッキーやせんべいがのみ込めない……。埼玉県狭山市の當間八千代(とうまやちよ)さん(65)は、40歳を過ぎた頃、食事で違和感を覚えることが多くなりました。虫歯が増えたり、関節が痛んだり、次々と現れる体の不調。そこには、ある難病が隠れていました。

のみ込めず、体にも異常

 気がつくと、クッキーやせんべいをのみ込みにくくなっていた。埼玉県狭山市の當間八千代さん(65)は40歳を過ぎたころから、食事の時に違和感を感じるようになった。

 大好きなせんべいは口の中でかみ砕くとぱさぱさになってしまい、のみ込もうとしてものどに詰まる。ご飯も飲み物と一緒に流しこまないと食べるのに苦労した。

 口の中の異常はそれだけではなかった。もともと歯はとてもきれいだったのに、急に虫歯が増えて歯医者にかかることが増えた。虫歯を削って詰めるのを繰り返した。「普通より唾液(だえき)が少ないようですね」。治療した歯科医に指摘されたが、人と比べようもなく自分ではよくわからなかった。

 当時、幼稚園の事務職員として働きながら3人の子どもを育て、多忙な日々を送っていた。自分のことはいつも後回しで、くわしく調べる暇もなかった。

 体の異常はほかにも現れた。足がしびれ、関節が痛むようになった。整形外科で調べても、「骨に異常はない」と言われるだけだった。耳の下のあたりが腫れ、「おたふく風邪?」と聞かれることもあった。熱が出ることも多くなった。どこかが悪くなるたびに内科や外科などを受診したが、原因がわからずじまいだった。

 「何かおかしい」。そう感じて1996年4月、自宅近くの大学病院で精密検査を受けた。

 「食事がのみ込みにくい」と話…

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