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 14歳で被爆したことを、隠して生きたこともあった。森下弘(ひろむ)さん(88)=広島市佐伯区=は、それでも核兵器のない世界を願い、平和運動に取り組んできた。原爆投下を決めたトルーマン元米大統領に面会し、失望したこともある。だが、子どもたちのために歩みを進めてきた。

 その瞬間は、今も覚えている。旧制広島一中の生徒だった。鶴見橋(現・中区鶴見町)の近くで建物疎開に取りかかる前、同級生と指示を聞いていた。突然、光が走り周りが真っ赤に染まった。

 その後の記憶はない。気づくと川岸に立っていた。目の前にいた友人が尋ねた。「顔、どうなっている?」。皮膚は、溶けたろうのように垂れ下がっていた。同じように自身も大けがを負ったが、それに気づかなかった。

 「別の世界にいるようだった」…

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