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 神戸市は29日、市の北部と中心部を結ぶ私鉄「北神急行電鉄」を2020年度に市営化すると発表した。高額な運賃を引き下げ、北部の人口減に歯止めをかけるのが狙い。公共交通機関の民営化が各地で進む中、こうした理由による私鉄の市営化は全国でも異例だという。

 昨年末から市は北神急行の筆頭株主の阪急電鉄と協議を進めており、関連する資産を198億円(税別)で買い取ることで同日、基本合意した。約650億円の債務は引き継がず、阪急などが背負う形となった。

 北神急行は1988年、ニュータウン開発の進む神戸市北区の谷上駅と中央区の新神戸駅の2駅を結ぶ路線として開通。7・5キロのほぼ全域が六甲山を貫くトンネルだ。約700億円にのぼる建設費負担から当時430円だった運賃の値下げを目的に、兵庫県と市は99年度から全国で初めて私鉄への財政支援に踏み切った。ただ、現在も360円と高止まりし、「日本一高い」とも言われる。

 市は遅くとも2020年10月までに、市営地下鉄西神・山手線との一体運行の開始を目指す。これまでと同規模の財政支援に加え、業務の効率化などで市営地下鉄三宮駅―北神急行谷上駅の運賃540円を280円程度まで引き下げる方針だ。これで、初年度に1日あたり6千人程度、32年度に8千人程度の乗客増を見込む。

 市が異例の公営化に踏み込んだ…

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