女性の研究者事情、カナダでは? 首席科学顧問に聞く

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高橋真理子
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 昨年のノーベル物理学賞で、史上3人目の女性受賞者となったドナ・ストリックランドさんはカナダに生まれ育った。同国は女性研究者が働きやすい国なのだろうか。政府の首席科学顧問に1年半前に就いた薬理学者モナ・ネメールさんに聞いた。

 カナダは女性研究者にとって良い国です。でも分野によって状況に差があります。

 私は化学を専攻しましたが、大学院生百人のうち、女性は5人だけ。4階建て校舎の各階は男性用トイレだけで、女性は地下の共用トイレしか使えなかった。たった35年前のことです。

 当時、教授40人中女性はゼロだった。今は学生の半数、教授の2割程度が女性です。でも物理の学生は15%程度で、工学やコンピューター科学も少ない。一方で生物分野では学生の70%を占めています。

 女性研究者への差別はもはやありませんが、女性がリーダーになるには課題があります。アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が注目されています。女性は能力があっても手を挙げない傾向があり、その克服が必要です。

 私が首席科学顧問に任命され…

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