日本棋院理事長、異例の任期途中で辞任 経営悪化理由に

大出公二
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 日本棋院の団宏明理事長(71)は29日、棋院の経営悪化の責任をとるとして、今月末で理事長職を辞任することを明らかにした。理事については来年6月の任期まで務めるが、任期途中の理事長辞任は異例。後任理事長は来月2日の臨時理事会で選ぶ予定という。

 団理事長は旧郵政省出身。旧日本郵政公社副総裁、旧郵便事業会社社長などを歴任。2016年6月から理事長を務めてきた。

 囲碁人気の低迷で棋院の経営状況は厳しく、18年度予算は3千万円の赤字を想定していたが、決算では7千万円に拡大する見込みとなった。団理事長は「責任をとらなくては、と考えた。ただ新棋戦の設立など明るい材料もあり、足がかりもつかんでいるので、一新してやっていただきたい」と話した。(大出公二)