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 元横綱双羽黒の北尾光司さんが亡くなった。「未完の大器」という意味では、双羽黒の右に出る力士は思い浮かばない。

 昭和の終わり、当時破竹の勢いだったハワイ出身の巨漢小錦にも体負けせず、圧倒した。懐の深さを生かした取り口はスケールの大きさを感じさせた。

 横綱審議委員会は「2場所連続優勝か、それに準じる成績」との昇進の内規を大幅に広げた解釈をし、優勝に次ぐ成績と決定戦まで進んだ優勝同点の2場所の成績をもって推薦の答申を出した。理由は一人横綱だった千代の富士の後継者として、時の春日野理事長(元横綱栃錦)ら関係者の強い推薦があったからだ。

 角界全体に品格より、強さを優先させる土壌があったのは否めない。

 けいこ嫌い。自己主張する新人類。まだ珍しかったパソコンを使いこなすパソコン横綱……。様々な形容があったが、残念だったのは強さの裏側にある人間性の未熟さだった。

 「こんなやつ、負ければいい」…

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