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(30日、選抜高校野球 東邦12―2広陵)

東邦・石川昂弥選手

 外野を守る河合の言葉を借りれば、「スーパースター。愛知で野球をやってて、石川を知らない人はいない」。

 出場30回を誇る伝統校のエースで3番、そして主将。投げては140キロ超の直球で内角を強気に攻めて6回無失点。打っては三回、高校通算43号を左翼席へ放り込み、「うれしいの一言。気持ちよくて、いつもよりゆっくりと走らせてもらいました」。

 少年時代から「別格だった」と河合。地元の有力な小学生が集う選抜チームに入り、投手兼遊撃手で主軸。ここでバッテリーを組んだ河合は回想する。

 「小学生で120キロ超。1球目は捕れなかった。打っても打球が違うし、今でも、あいつよりすごいやつはいないと思っている」

 2005年以来の8強だが、目指すはその先だ。平成元年(1989年)以来の選抜制覇。仲間の絶大な信頼を集める男は「自分たちも必ず達成したい」。(山口史朗

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 ○吉納(東) 一回、右前への先制適時打でチームを乗せ、七回にも2点二塁打。「全員が積極的で『やってやるぞ』という気持ちが強かった」

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 ▼東邦が14年ぶり8強 30日の2回戦で広陵(広島)を破り、77回大会(2005年)以来、16度目の準々決勝進出。夏の8強入りは5度。