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 美容師を志す生徒が多い三重県立あけぼの学園高校(伊賀市川東)から、今年度卒業式を終えた生徒2人が美容師国家試験に現役合格した。奈良県の美容専門学校と高校に在籍する「ダブルスクール」を2016年度に導入後、選択した先輩らを含め初の国家試験で計12人合格の成果をあげた。

 受験には養成施設を2年以上、通信制は3年以上で修了する必要があり、卒業後に専門校へ進むのが一般的。生徒は授業に加え、専門校の通信教育と長期休暇中の実習を乗り切った。

 現役合格したのは伊賀市の岡本紗季さん(18)と、名張市の竹内梓さん(18)。竹内さんは東京でサロン入店が決まり上京。地元でサロン経営の夢を持つ岡本さんは、資金をためるため4月から工場に勤める。

 29日に市役所を訪れた岡本さんは「つらい時もあったが、免許を取るため頑張った。目標に向け、外の世界も経験したい」と意欲を見せた。指導した鴨田公弘教諭(51)は「高校の単位と免許取得の両立は非常に難しい。先輩の努力が引き継がれるよう、在校生を指導したい」と喜んでいる。(中田和宏)