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それぞれの最終楽章・抱きしめて看取る(1)

日本看取り士会会長 柴田久美子さん

 「看取(みと)り士」という言葉を聞いたことがある方は、少ないかもしれません。私が2012年に立ち上げた一般社団法人「日本看取り士会」が認定する資格です。ひとことで言うと、「抱きしめて看取る」ことを通じ、尊厳ある旅立ちをお手伝いする仕事となります。

 具体的には、余命告知をされた患者さんとご家族のお宅に有料で訪問し、24時間態勢でサポートします。手を握ったり、肩を抱いたりしながら、患者さんらの思いや悩みを聴きます。こうした「ふれ合い」や「傾聴」のほか、「つらかったのですね」などと相手の言葉を繰り返す「反復」や、間を置く「沈黙」が、看取りの作法のポイントになります。

 患者さんの呼吸のリズムに合わせ、静かに呼吸する「呼吸合わせ」も大切です。片ひざを折るようにして座り、そこに仰向けになった患者さんの頭を抱える方法が、一般的です。「ふれる」「抱く」という行為で、愛のエネルギーが循環する、「命のバトン」の受け渡しができるのです。それを家族間でやってもらいます。すると、死が悲しくつらいことではなく、温かいものとして、その人の心の中に宿っていくのです。

 そう考えるようになった原点は…

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