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 iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作り、重症心不全の患者に移植する臨床研究について、慶応大のグループが4月初旬にも、再生医療を審査する同大の委員会に計画を申請する。iPS細胞を使った心臓の研究は大阪大のグループに続き2例目。二つの計画は対象の病気や期待される効果などにそれぞれ特徴がある。

 心臓病は日本人の死因でがんに次ぐ2位。重症心不全の患者は国内に数万人いるとされる。

 慶応大の福田恵一教授(循環器内科)は、重症心不全のなかでも、心臓の筋肉が薄くなり、収縮力が低下した「拡張型心筋症」の患者を対象とする。iPS細胞から作った約1千個の心筋細胞を「心筋球」という塊にして、心臓を傷つけないように先端を加工した特殊な注射針で心臓に移植。心筋細胞が成長して心筋になる。塊にすることで移植後に血流が生まれやすく、心臓で正常に機能しやすいという。

 3人に移植し、安全性と、心筋球が成長して心臓の収縮機能が改善する効果を確認する。マウスやサルでの実験では拍動が確認できたという。学内承認が得られた後、厚生労働省の専門部会で検討される。福田教授は「早ければ年内に1例目を移植したい」と話す。

 先行するのは大阪大の澤芳樹教…

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