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 昨年9月の台風21号で被災した関西空港を運営する関西エアポートの山谷佳之社長が1日、同グループの入社式で、台風被害について「大きなプレゼントをもらった」と発言した。

 山谷社長は今年9月4日で関空が開港25周年を迎えることに触れ、「昨年の9月4日は非常に大きなプレゼントをもらい、台風21号が直撃した。プレゼントと表現したのは、25年を迎えるにあたって、関西空港の歩みの中で見落としているものがないかという指摘を大きな台風によって教えていただいた(という意味だ)」と述べた。

 山谷社長は式後の取材に対し、広報を通じて「プレゼントというのは、天が私たちに与えた試練という意味だった」と説明した。

 関空は昨年の台風21号で1期島の大半が浸水。空港と対岸の大阪府泉佐野市を結ぶ連絡橋も損壊して機能停止状態になった。利用客や従業員ら約8千人が1日以上、島内で孤立した。

 関西エアは関空のほか、大阪(伊丹)と神戸の両空港を運営。1日の入社式では131人の新入社員が入社した。山谷社長は1980年にオリエント・リース(現オリックス)に入り、2015年6月からオリックス副社長、同年12月から関西エアポートの社長を務めている。(野田佑介)