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 佐賀大の教養教育大講義室近くの広場に1日、物理学者・天文学者で、地動説を唱えた「ガリレオ・ガリレイ」像がお目見えした。芸術地域デザイン学部の徳安和博教授(51)の制作。同日にあった除幕式には、宮崎耕治学長や徳安教授らが出席した。

 像は人物部分が高さ2・15メートル、台座が1・5メートルほど。左手に本を抱え、右手に天球儀を掲げている。台座にはガリレオが宗教裁判で語ったとされる「それでも地球は動いている」という言葉が刻まれている。

 宮崎学長はあいさつで、広場にシンボルとなる彫刻がほしいと思っていたところ、徳安教授が佐賀県外の芸術展のためにガリレオ像を作ったことを知ったと説明。「科学の真実性についてゆるぎのない学者でシンボルにふさわしい」と、より大型の像の制作を頼んだという。

 徳安教授によると、本は学問の積み重ね、天球儀は知の転換を象徴している。「学問の下敷きと、新たな転換はどちらも必要。学問では常識と信じていることがひっくり返ることがたくさんある。説教臭くなく、向学心をささやくような象徴になってくれれば」と話した。(杉浦奈実)