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 認知症の専門的知識を持つ薬剤師が相談に応じる「認知症対応薬局」の展開を目指す県は28日、2018年度に認定された福島、伊達、郡山、会津若松、喜多方、いわき、国見の6市1町の98薬局に加え、4月1日付で11市町村の54薬局を新たに認定すると発表した。これで県内13市全てに設けられることになる。

 この制度は18年度に始まり、県は薬剤師に対して独自の研修を行い、認知症の専門知識や患者への対応を身につけた薬剤師がいる薬局を認定する。薬剤師は、利用者の様子や家族からの聞き取りなどから認知症の初期症状をとらえたり、家族からの相談に応じたりする役割が期待されている。県によると、すでに早期治療につながるなど成果も出ているという。

 県内では17年10月現在、8万4千人超の認知症や7万3千人超の軽度認知障害の高齢者がいるとされる。新たな認定で14市町のほか、三春、小野、鏡石、泉崎の4町村が、認知症対応薬局がある自治体となる。

 県は20年までに200カ所程度まで増やす方針。県薬務課の木村隆弘課長は「近くにでき、利用しやすくなると思う。気軽に相談してほしい」と話している。(奥村輝)