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 新元号「令和」を反映させたカレンダーやゴム印の工場も1日、あわただしく動いた。

 新元号入りカレンダーを6日にも売りだす「トライエックス」(埼玉県八潮市)。委託先の印刷工場では午前11時40分すぎ、坂井陽一工場長がテレビ中継で発表を確認し、パソコンで「令和」と入力。午後1時半すぎには印刷が始まった。「令和か。透明感があっていいんじゃない」と坂井さん。

 販売するのは上部に「令和元年」との文字が入ったカレンダー。工場の従業員らが仕上がったカレンダーの色みを確認した。納品は3日後。「早くお届けするために、時間との戦いです」

 ゴム印を製造、販売する「日本法令」(東京都千代田区)の提携工場でも新元号発表直後、書類の「平成」を訂正する二重線と「令和」が同時に押せるゴム印づくりを開始。午後3時前には最初のサンプル品が完成した。ゴム印はすぐに千代田区の本社に運び込まれ、社員らが試し押しをして、文字の潰れがないかを急ピッチで確認した。

 製造の人員を増やし、受注済みの3万本は改元までに納品できるよう対応するが、開発部の菊池理さんは「今日も注文がどんどん増えている。今後の受注分は、改元前の納品が難しくなっていく可能性もある」。

 調査会社「東京商工リサーチ」が企業情報を保有する国内約317万社を調べたところ、新元号「令和」を冠した企業はゼロ。地図大手のゼンリンも公式ツイッターで「地名に『令和』はありませんでしたー!」と投稿した。

 こうしたなか、さいたま市の経営コンサルティング会社「YICコンサルティング」は新元号発表後、「令和コンサルティング」に変更し、法務局に登記した。役員含め4人の小さな会社で、1週間ほど前に新元号を社名に使うことを決めた。藤岡壮志社長(38)は「新元号をいち早く社名に冠して知名度を上げ、新しい時代に飛躍したい」と話した。

 新元号を学校名に採り入れようという動きもある。青森県黒石市の県立黒石高校と県立黒石商業高校は、統合して2020年春に開校予定だ。その校名案の一つとして、「令和黒石高校」が検討されることになった。

 新校の開設準備委員会は1月、新しい校名について「黒石高校」「新元号+黒石高校」の2案を県の教育委員会に提示していた。校名は県教委での議論を経て、6月にも最終決定される見通しだ。

 新元号を含む案を最初に提案し…

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