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 事前に新元号の予想を募っていた老舗人形問屋「久月」(東京)、ソニー生命保険(同)、酒店「和泉屋」(埼玉)に寄せられた案のいずれにも、「令和」はなかった。

 久月は今年に入ってインターネットで予想を募集。180件中、最多は「安久(あんきゅう)」で、「令」という字が含まれた予想もなかった。「予想ランキング上位の案は避ける、という報道もあった」と専務の横山久俊さん(36)。一方で、「『安久』の『安』も、『令和』の『和』も、同じような意味があると思う。安心できるように、平和になってほしいという国民の思いにも沿っていると感じる」。

 1千人にアンケートし、「平和」「和平」「安久」「未来」の順で予想が多かったソニー生命保険でも「当たり」はなし。担当者は「『和』は多くの人が予想に使ったが『令』を使った人はいなかった。元号の漢字として新鮮だったようだ」と話した。

 1万5766通の応募があった「和泉屋」も、的中した案はなかったが、一文字目を「令」としたものが3通、2文字目が「和」は1135通あったという。栗原周平社長は「『和』は3番目に人気の漢字だったけど、『令』は1%もなかった。『永和』なら250通もあったのに。惜しかったです」

 京都市伏見区のスーパー銭湯「伏見 力の湯」でも予想イベントを実施し、510人が応募したが、的中者はゼロ。ただ、2文字目に「和」の文字を含めた応募者51人には、650円相当の平日無料入浴券を贈るという。