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 俳優の松井玲奈(27)が、初めて手がけた単行本小説「カモフラージュ」(集英社)が5日に発売された。どこか陰のある人たちを描く短編集だ。「朝ドラ」への出演など俳優として活躍の幅を広げる松井に、小説にかける意気込みを聞いた。

 松井はSKE48の人気メンバーだった元アイドル。グループ卒業後に役者の道へ進んだ。透明感ある役柄から猟奇的な役どころでの怪演も光り、3月に放送が終わったNHK朝の連続テレビ小説「まんぷく」では主人公の親友役を演じた。

 一方で読書好きとしても知られ、小説誌に書評を寄稿するなどしてきた。ただ、自身が小説を書くのは初めてだ。「演技やエッセーを書くのは1を膨らませる作業だったので、物語をつくる、0を1にする作業はやっぱり生みの苦しみでした」と振り返る。

 小説家デビューは昨年10月の「小説すばる」。5日に刊行した短編集には、小説すばる掲載の3作品に、書き下ろし3作品も収めた。それぞれの主人公は、人知れぬ恋に悩む若い女性をはじめ、特異なものが見える小学生の男の子、秘めた性癖を持つ夫婦、共同でネット動画配信を行ういびつな人間関係の男性3人組と訳ありの人物ばかりだ。

 ロケ撮影で多忙な中、執筆作業は移動中に新幹線の車内などで進めた。着想したらまず書き始め、結末は書きながら考えたという。「ハッピーエンドが得意じゃないというか、『めでたしめでたし』は面白くない気がした。私は読後に何か違和感がある本が好きなので、読んできた本の影響もあると思う」と松井が言うように、いずれも勧善懲悪や夢がかなうといった物語ではなく、ある種の諦念(ていねん)が漂う。

 近年はタレントが小説を書くこ…

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