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 7日に投開票を迎える知事選と県議選は、6日が選挙戦最終日。観光振興や県有施設の耐震化、人口減少、県立高校再編など県政の課題をめぐり、各候補者とも有権者への最後の訴えに力を込める。

 知事選には、無所属現職の荒井正吾氏(74)=自民県連、国民県連、公明県本部推薦=、無所属新顔の川島実氏(44)、無所属新顔の前川清成氏(56)の3人が立候補している。

 現職の荒井氏は告示後、各市町村の後援会の主催で個人演説会などを重ねる。前回より、推薦団体や企業回りに力を入れる。国会議員や首長も駆けつける。

 荒井氏は「奈良はもっと良くなる」と繰り返す。ホテル整備や企業誘致、道路整備など3期12年の実績を挙げ、「経済をさらに強くする必要がある」と主張。リニア中央新幹線の誘致も「『奈良市付近駅』を確定させる」と力を込める。

 6日は県北部を巡り、夕方は近鉄学園前、大和西大寺、奈良各駅で演説予定。

 医師の川島氏は選挙カーで各地を回り、駅立ちが中心。「対話を通じて信頼ある政治をつくる」と呼びかける。若年層も取り込もうと、選挙活動の様子をSNSでこまめに発信する。

 政策は、県立高校再編計画の見直しを掲げる。観光については「客寄せの箱ものは要らない」と主張。上下水道や道路の整備、学童保育の充実など県民生活の充実を重視し、医師の経験から在宅医療にも力を入れると訴える。

 最終日の6日は県北部の駅や住宅街を回る。

 弁護士の前川氏は「新しい時代に、新しい奈良を」と県政刷新を訴え、奈良市と地元の橿原市内を中心に演説を重ねている。県立高校再編計画に反対する団体や奈良公園内のホテル建設に反対する団体のメンバーらが選挙活動を支援する。

 「知事退職金を廃止、給付型奨学金の充実に使う」と主張。県有施設の耐震整備、高校再編計画の見直しを訴え、国民健康保険料の低減やがん検診の無料クーポン配布などを提案する。

 6日は奈良市をはじめ、各地で演説する予定。(加治隼人、桜井健至、根本晃)