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 北アフリカ・アルジェリアで4期20年の長期政権を維持してきたブーテフリカ大統領(82)が1日、任期満了の今月28日までに辞任する意向を表明した。5期目への立候補をきっかけに2月から辞任を求める大規模デモが続き、軍トップも退陣を促していた。

 辞任表明は国営メディアを通じ、大統領府の声明として報じられた。ブーテフリカ氏は4月18日に予定された大統領選に立候補した。反発する市民らによるデモが続き、立候補の取りやめと大統領選の延期を表明。全政党が加わる「国民会議」を年内に開き、この場で大統領選の日程も決めるとしたが、大規模デモは収まらず、3月下旬にはブーテフリカ氏に忠実とみられていた軍トップもテレビ演説で辞任を促していた。

 ブーテフリカ氏は1999年に初当選。2013年に脳卒中を患ってからは公の場にほとんど姿を見せず、健康不安が指摘されていた。(イスタンブール=其山史晃)