虎屋社長の「変える勇気」 新店舗に求めたあたたかさ

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聞き手=山本亮介
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 2020年東京五輪パラリンピックや大会後を見すえ、解決したい課題や取り組みたい活動を、企業トップらに聞きました。

黒川光博・虎屋社長

 昨年、東京・赤坂に4階建ての新しい店が完成しました。

 もとは本社併設の9階建てビルで、当初は高さ制限いっぱいの10階で建てる予定でした。さまざまな手続きが最終段階を迎えたころ、副社長の長男から提案がありました。「低層にしたらどうでしょうか」と。

 驚きましたよ、最初は。ただ、少し立ち止まって考えてみました。

 建て替え前のビルは、前回の東京五輪があった1964年にできました。当時、私は大学生。五輪の旗印の下、次々に高層ビルが建ち、新幹線、高速道路ができる様子を目の当たりにし、高揚感がありました。そういう意味で、前回のビルは当時の期待感が込められていたのではないでしょうか。高く、大きく、豪華に、と。

 では、再び五輪がやってくる今は、どんな時代だろうと見つめ直してみたのです。

 かつての憧憬(しょうけい)…

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