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 未来に向かって花開くように――。京都市右京区の社会福祉法人「全国手話研修センター」は2日、新元号「令和」の手話表現を発表した。片手を前に動かしながら、すぼめた指を緩やかに開く動作で、花のつぼみが未来に向かって咲く様子を表現したという。

 同センターは厚生労働省の委託を受け、新しい日本語に対応する手話の開発を担っている。1日の新元号発表後、ベテラン通訳者らが手話表現を協議。典拠となった「万葉集」の梅の花の歌の序文をイメージし、指先から香りを放つような表現に決めた。

 手話では、体から前の空間は「未来」を意味する。同センターの常務理事、小出新一さん(70)は「未来に花開くイメージで動作も簡単。私たちも気に入っている」。センターが2日午後にホームページに動画を載せたところ、30分間で5千件ものアクセスがあった。小出さんは「令和への関心はもちろん、表現にも共感してもらえたのではないか」と話している。(安倍龍太郎)