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(3日、選抜高校野球 東邦6―0習志野)

 東邦と習志野の応援は、そろって今大会で優秀賞に輝いた。両校の応援席からの大音量の応援は、決勝の舞台も盛り上げた。

 東邦の三塁側アルプス席では、1回戦から友情応援を続けた大阪桐蔭の吹奏楽部120人と東邦のマーチングバンド部34人が合奏を披露。約40曲の演奏では、踊りながら奏でる東邦名物の「動く演奏」に大阪桐蔭の吹奏楽部も動きを合わせた。

 大阪桐蔭の部長、井上里菜さん(3年)は「全然違う応援スタイルで驚いたが、試合を重ねるごとに一丸となっていった。決勝はアルプス全体をまきこんでいい応援ができた」。東邦の部長でクラリネット担当の伊藤結芽さん(3年)は「応援が注目されるのはうれしい。大阪桐蔭には一緒に盛り上げてくれて感謝の気持ち。夏までに音や技術を磨いて、(大阪桐蔭に)負けない演奏ができるよう頑張りたい」と話した。

 習志野は吹奏楽部約150人が、一塁側アルプス席から最後までオリジナル曲「レッツゴー習志野」などを奏でて選手を鼓舞し続けた。今大会では「美爆音」を掲げた音色が甲子園の空気を支配することも。決勝で副指揮を務めた加藤昇竜(しょうた)君(3年)は「東邦さんの演奏も素晴らしい。でも負けたくない」と、大きな身ぶりで球場中に鳴り響く音を導いた。惜しくも準優勝だったが「この舞台で演奏できたことは大きな経験になりました。夏も絶対にここで演奏したい」。

 吹奏楽部顧問の海老沢博教諭(40)は部のOB。「この場所は望んでも来られる場所じゃない。生徒たちも精いっぱいの力を出してくれて、本当に幸せな時間でした」と感慨深げだった。(村上友里、高橋俊成)