拡大する写真・図版 南方熊楠賞の受賞が決まった馬渡駿介・北大名誉教授。コケムシのほかにも幅広い種類の無脊椎(むせきつい)動物を対象に研究を進めてきた=2019年3月28日、札幌市北区の北海道大学、豊間根功智撮影

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南方熊楠賞に選ばれた馬渡駿介さん

 頭も手足もなく、動かない動物――。第29回南方熊楠賞に選ばれた北海道大名誉教授の馬渡駿介さん(72)は、水中に暮らす「コケムシ」の分類研究を50年にわたって続けている。全国を渡り歩いて調査し、これまでに20種の新種を発見した。いまは沖縄に国立の自然史博物館を設立しようと奮闘している。

 小さなサンゴのような姿だったり、池に浮かぶブヨブヨした「なぞの物体」だったり――。水中に暮らす動物「コケムシ」の形は、種類によって様々だ。その分類研究に取り組み、半世紀になる。

 大学院で動物の分類学を専攻。研究者を志したが、昆虫や魚などのメジャーな生き物はライバルが多く、勝ち残れそうにない。そこで選んだのが、「マイナーな生き物」のコケムシだった。

 全国の海や池を調査。これまで…

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