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 35万部のベストセラー『妻のトリセツ』などに登場し、巷(ちまた)で話題にのぼることも多い「男性脳/女性脳」。一見説得力がありますが、脳は単純な二分法ですっぱりと切れない複雑さを持っています。脳科学や心理学に詳しい四本(よつもと)裕子・東京大准教授に聞きました。

 ――男性脳/女性脳の二分法は、「脳科学」にかこつけて男女の役割を固定化する「ニューロセクシズム」を助長しかねないと懸念されていますね。

 「ニューロセクシズムは、2000年代ごろに学術の世界で言葉が出てきて、ここ数年、セクハラを告発する『#Metoo(ミートゥー)運動』の流れの中でよく使われるようになりました。男女の行動や思考の違いのほとんどは、脳の性差によるという主張です。しかし、男女のコミュニケーションに問題があった時、『あなたは男性脳(女性脳)なんだから』と、ステレオタイプ(固定化した見方)にはめこんで、科学的根拠の無い男女脳理論に従って行動するように促すことは、ステレオタイプを再生産させるだけです」

 「脳、行動と思考、環境と教育…

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