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 北アフリカ・アルジェリアで4期20年にわたる長期政権を続けてきたブーテフリカ大統領が2日、辞任した。2013年に脳卒中を患ってからは公の場に姿をほとんど見せてこなかったが、5期目に向けて大統領選に立候補したことに市民が反発し、辞任を求める大規模デモが続いていた。

 辞任は国営メディアを通じて報じられた。ブーテフリカ氏は声明で、「国民の心を静め、よりよい未来を共に築くため」と辞任理由を説明した。

 抗議運動の広がりを受け、ブーテフリカ氏は5期目への立候補取りやめと大統領選の延期を発表していたが、即時辞任を求める大規模デモはやまなかった。

 若者中心のデモ参加者らは、高齢者ばかりの現体制を支えるエリート層に強い不満を示し、抜本的な政治改革を求めている。ロイター通信によると、抗議活動のリーダーは「(ブーテフリカ氏の辞任後も)デモを続ける」と話している。(イスタンブール=其山史晃)